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Overdose — Reactions

過量服用すると、
体に何が起きるか

市販薬を多く飲んだとき、体には実際に何が起きるのか。薬のグループごとに、現れうる反応を添付文書・PMDA・公的機関の資料からまとめました。

Before reading

反応は、薬の種類・飲んだ量・体質・一緒に飲んだものによって変わります。

量だけで危険度は決まりません。症状がなくても、時間がたってから悪化することがあります。

薬のグループごとの傾向

すべての薬に共通する反応はありません。まずは、大きく4つのグループに分けて見ていきます。

01

解熱鎮痛薬

NSAIDs(イブプロフェン、ロキソプロフェン、アスピリン、エテンザミド)は胃腸の粘膜や腎臓に負担をかけ、吐き気、胃痛、黒い便(消化管出血)、むくみ、尿が減るといった反応が現れます。アスピリンでは耳鳴りが早期のサインになります。アセトアミノフェンは飲んだ直後は何も感じないことが多く、数時間から翌日にかけて肝臓の障害が進みます。

03

アレルギー用薬

眠気、だるさ、口や喉の渇き、めまい、頭痛などが中心です。第2世代の抗ヒスタミン薬は眠くなりにくいとされますが、量が増えると眠気やふらつきが出ることがあります。動悸、尿が出にくい、耳鳴りといった反応も記載されています。

04

胃腸薬

H2ブロッカーのファモチジンでは、便秘、下痢、頭痛などが中心です。高齢者や腎臓の機能が低下している人では、意識がぼんやりする、落ち着かない、幻覚といった反応が現れることがあります。整腸剤は重い報告が少ないものの、安全を保証するものではありません。

反応は、いつ・どの順で出るか

反応の出方には大まかな傾向があります。ただし、この順番どおりに進むとは限りません。

Soon — すぐに出る

眠気、ふわふわ感、吐き気、耳鳴り

飲んだあと比較的早く気づきやすい反応です。デキストロメトルファンの浮遊感、アスピリンの耳鳴りなどが代表的です。

Later — 遅れて出る

胃腸の出血、腎臓の障害、肝臓の障害

気づいたときには進んでいることがあります。黒い便、尿が減る、皮膚や白目が黄色くなる、強いだるさは目安になります。

Severe — 重くなると

呼吸が浅い、意識がもうろう、けいれん

119番をためらわないでほしい反応です。呼びかけへの反応が鈍い、呼吸が苦しいときも同じです。

薬ごとの反応

薬の一覧を見る →

各薬の要点です。時期ごとの詳しい反応と出典は、薬名から開けます。

相談するとき

119

すぐに救急へ

  • 意識がもうろうとしている、呼びかけに反応が鈍い
  • 呼吸が浅い、苦しい
  • けいれんしている
  • 激しい嘔吐が続く、立てない

Poison center

中毒110番に相談

  • 多く飲んだかもしれないが、症状がない
  • どの薬を、いつ、どれくらい飲んだかわからない
  • 子どもや高齢者が誤って飲んだ
  • 飲んだ薬の包装や説明書がある

Tell them

救急隊・医療機関・中毒110番には、薬の名前、飲んだ時刻、飲んだ量(わかる範囲で)、一緒に飲んだもの、年齢、今の症状を伝えてください。包装や説明書があれば保管し、見せられるようにしておくと役立ちます。自分で吐かせようとせず、指示に従ってください。

このページに書かないこと

01 — Dose

用量(錠数)

量だけで危険度は決まらず、数字だけが独り歩きするためです。反応の有無は、体質や体調、一緒に飲んだものにも左右されます。

02 — Method

入手方法・服用手順・併用

再現につながる情報は書きません。反応そのものを、体に起きることとして理解するためのページです。

03 — SNS

SNSの個人体験談

飲んだ量・体質・併用薬がわからず、内容の真偽や因果関係を確認できません。当サイトでは医学的な情報源として扱いません。

反応の記述は、各薬の添付文書、医療用医薬品の添付文書の「過量投与」項、厚生労働省・日本中毒情報センターの公開情報に基づいています。出典は各薬のページに表示しています。

情報源

このページは、以下の公的機関の公開情報に基づいて作成しています。情報の確認日:

本ページの情報は医学的助言・診断の代わりになるものではありません。緊急時は119番、または医療機関・中毒110番に相談してください。

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