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Monograph — アレルギー用薬(鼻炎用内服薬)

クラリチンEX

ロラタジン(Loratadine)

Claritin EX

アレルギー用薬(鼻炎用内服薬) 第2類医薬品 15歳未満は服用しない C22H23ClN2O2

ロラタジンを有効成分とするアレルギー専用鼻炎薬。眠くなりにくい第2世代抗ヒスタミン成分で、添付文書に基づく情報を確認できます。

Overdose 過量服用時の反応を読む
クラリチンEXの商品写真
商品画像: 大正製薬「クラリチンEX」製品情報

作用のしくみ

ロラタジンは第2世代抗ヒスタミン成分で、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンがH1受容体に結合するのを選択的に阻害します。脳への移行が相対的に少ないため、眠くなりにくく、集中力・判断力・作業効率の低下を起こしにくいと添付文書・製品情報に記載されています。

効能・効果

添付文書の「効能・効果」に基づく記載です。

  • 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和: 鼻水、鼻づまり、くしゃみ

成分

添付文書の「成分・分量」に基づく記載です。

成分 含有量 備考
ロラタジン 1錠中 10mg —

化学情報

有効成分の分子式・分子量・IUPAC名。構造式は PubChem(NIH)の 2D 構造式を利用しています。

ロラタジンの構造式

ロラタジン

化学式(分子式)
C22H23ClN2O2
分子量
382.9
IUPAC名
ethyl 4-(13-chloro-4-azatricyclo[9.4.0.03,8]pentadeca-1(11),3(8),4,6,12,14-hexaen-2-ylidene)piperidine-1-carboxylate
出典: PubChem(NIH) (CID 3957)

用法・用量

添付文書に記載された、通常の使い方です。

成人(15歳以上): 1回1錠、1日1回。食後に服用し、毎回同じ時間帯に服用してください。水またはお湯で服用してください。15歳未満は服用しないでください。

  • 毎回同じ時間帯に服用してください。

副作用

通常の用量でも現れることがある副作用と、まれに起こる重篤な副作用です。

Common

  • 皮膚: 発疹、かゆみ、じんましん、皮膚が赤くなる、脱毛
  • 呼吸器: のどの痛み、鼻の乾燥感
  • 消化器: 吐き気、嘔吐、腹痛、口唇の乾燥、口内炎、胃炎
  • 精神神経系: 倦怠感、めまい、頭痛
  • 循環器: 動悸、頻脈
  • その他: 眼球の乾燥、耳なり、難聴、ほてり、浮腫(顔・手足)、味覚異常、月経不順、胸部不快感、胸痛、尿閉
  • その他(持続・増強時は中止・相談): 口のかわき、便秘、下痢、眠気

Serious

まれに起こる重篤な副作用

次のような症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。

  • ショック(アナフィラキシー)
  • てんかん(既往歴のある人)
  • けいれん
  • 肝機能障害

過量服用時の反応

決められた量より多く飲んだときに、体に現れうる反応です。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

眠気、口の渇き、頭痛、動悸など。ふらつきやだるさが強く出ることもあります。

クラリチンEXを多く飲んだときに現れうる反応を、時期と重さの目安ごとに並べています。反応の出方には個人差があり、この順番どおりに進むとは限りません。

  1. PHASE 01

    現れやすい

    • 眠気
    • 口や喉の渇き
    • 頭痛
    • だるさ
    • めまい
    • 吐き気
    • 便秘
  2. PHASE 02

    注意したい

    • 動悸・頻脈
    • 尿が出にくい
    • 耳鳴り・聞こえにくさ
    • 強いふらつき
    • ほてり
  3. PHASE 03

    重くなると

    • けいれん
    • 肝臓の障害

注意

眠気が残ることがあります。服用後の運転や機械の操作は避けてください。

反応の出方は、飲んだ量・体質・そのときの体調、一緒に飲んだものによって変わります。量だけで危険度は決まりません。症状がなくても、時間がたってから悪化することがあります。緊急時は119番、または中毒110番(072-727-2499 / 029-852-9999)へ。

Sources / 出典

過量服用時の反応は、各薬の添付文書、医療用医薬品の添付文書の「過量投与」項、厚生労働省・日本中毒情報センターの公開情報をもとに、一般向けの言葉に言い換えたものです。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

飲み合わせ

添付文書の「してはいけないこと」「併用注意」に基づく主な相互作用です。

併用するもの 内容 区分
他のアレルギー用薬(皮膚疾患用薬、鼻炎用内服薬など) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬など) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
エリスロマイシン、シメチジン 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
アルコール(飲酒) 服用前後は飲酒しないこと(添付文書記載)。 生活上の注意

上記は主なものです。他の薬(処方薬を含む)と併用する場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください。

注意事項

  • 授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること(添付文書記載)。
  • 15歳未満は服用しないこと。
  • クラリチンEXの製造販売元・販売元には移管の経緯があります(KEGG掲載の添付文書では製造販売元: バイエル薬品、販売会社: 第一三共ヘルスケア。大正製薬の製品カタログ・ニュースリリースにも本剤の掲載があります)。現行の販売元はお近くの薬局・添付文書でご確認ください。

情報源

このページの記載は、以下の一次情報のみに基づきます。情報の検証日: 2026-10-26

  1. 01
    クラリチンEX 一般用医薬品 添付文書(全文) — KEGG MEDICUS(京都大学 Bioinformatics Center)

過量服用時の反応の出典は、上の「過量服用時の反応」セクション内にまとめています。