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Monograph — アレルギー用薬(鼻炎用内服薬)

アレグラFX

フェキソフェナジン塩酸塩(Fexofenadine hydrochloride)

Allegra FX

アレルギー用薬(鼻炎用内服薬) 第2類医薬品 15才未満は服用しない C32H40ClNO4

フェキソフェナジン塩酸塩を有効成分とするアレルギー専用鼻炎薬。脳に影響を及ぼしにくく、眠くなりにくい第2世代抗ヒスタミン成分で、添付文書に基づく情報を確認できます。

Overdose 過量服用時の反応を読む

製造販売元・販売元(情報源記載時点): サノフィ株式会社(販売会社: 久光製薬株式会社)

アレグラFXの商品写真
商品画像: 久光製薬「アレグラFX」公式サイト

作用のしくみ

フェキソフェナジンは第2世代の抗ヒスタミン成分で、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンがH1受容体に結合するのを選択的に阻害します。脳に影響を及ぼしにくいため眠くなりにくく、集中力・判断力・作業効率の低下(インペアード・パフォーマンス)も起こしにくいとされています。空腹時にも服用できます。

効能・効果

添付文書の「効能・効果」に基づく記載です。

  • 花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和: くしゃみ、鼻水、鼻づまり

成分

添付文書の「成分・分量」に基づく記載です。

成分 含有量 備考
フェキソフェナジン塩酸塩 2錠中 120mg(1錠中 60mg) 有効成分(第2世代抗ヒスタミン薬)

化学情報

有効成分の分子式・分子量・IUPAC名。構造式は PubChem(NIH)の 2D 構造式を利用しています。

フェキソフェナジン塩酸塩の構造式

フェキソフェナジン塩酸塩

化学式(分子式)
C32H40ClNO4
分子量
538.1
IUPAC名
2-[4-[1-hydroxy-4-[4-[hydroxy(diphenyl)methyl]piperidin-1-yl]butyl]phenyl]-2-methylpropanoic acid;hydrochloride
出典: PubChem(NIH) (CID 63002)

用法・用量

添付文書に記載された、通常の使い方です。

成人(15才以上): 1回1錠、1日2回、朝夕に服用してください。空腹時にも服用できます。15才未満は服用しないでください。

  • 花粉などの季節性のアレルギー性鼻炎症状には、花粉飛散予測日から、または症状が出始めたら早めに服用を始めると効果的です。
  • 継続して服用することで効果が得られます。
  • 1週間服用しても症状の改善がみられない場合は、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。症状の改善がみられても2週間を超えて服用する場合は同様に相談してください。
  • PTPシートから取り出して服用してください(シートのまま飲み込むと、食道粘膜に突き刺さる事故につながります)。

副作用

通常の用量でも現れることがある副作用と、まれに起こる重篤な副作用です。

Common

  • 皮膚: のど・まぶた・口唇等のはれ、発疹、かゆみ、じんましん、皮ふが赤くなる
  • 消化器: はきけ、嘔吐、腹痛、消化不良
  • 精神神経系: しびれ感、頭痛、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害
  • 泌尿器: 頻尿、排尿困難
  • その他: 動悸、味覚異常、浮腫、胸痛、呼吸困難、血圧上昇、月経異常
  • その他(持続・増強時は中止・相談): 口のかわき、便秘、下痢、眠気

Serious

まれに起こる重篤な副作用

次のような症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。

  • ショック(アナフィラキシー)
  • 肝機能障害
  • 無顆粒球症
  • 白血球減少
  • 好中球減少

過量服用時の反応

決められた量より多く飲んだときに、体に現れうる反応です。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

眠気、口の渇き、めまい、だるさなど。頭痛や動悸が現れることもあります。

アレグラFXを多く飲んだときに現れうる反応を、時期と重さの目安ごとに並べています。反応の出方には個人差があり、この順番どおりに進むとは限りません。

  1. PHASE 01

    現れやすい

    • 眠気
    • 口のかわき
    • 頭痛
    • だるさ
    • めまい
    • 吐き気
  2. PHASE 02

    注意したい

    • 動悸
    • 血圧上昇
    • 尿が出にくい
    • しびれ
    • 不眠
    • 悪夢
  3. PHASE 03

    重くなると

    • 肝臓の障害
    • 血液の異常(まれ)

注意

眠気が出ることがあります。服用後の運転や機械の操作は避けてください。

反応の出方は、飲んだ量・体質・そのときの体調、一緒に飲んだものによって変わります。量だけで危険度は決まりません。症状がなくても、時間がたってから悪化することがあります。緊急時は119番、または中毒110番(072-727-2499 / 029-852-9999)へ。

Sources / 出典

過量服用時の反応は、各薬の添付文書、医療用医薬品の添付文書の「過量投与」項、厚生労働省・日本中毒情報センターの公開情報をもとに、一般向けの言葉に言い換えたものです。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

飲み合わせ

添付文書の「してはいけないこと」「併用注意」に基づく主な相互作用です。

併用するもの 内容 区分
他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内服薬を含む) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬等) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤(制酸剤) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
エリスロマイシン(抗生物質) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
アパルタミド(前立腺がん治療剤) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
アルコール(飲酒) 服用前後は飲酒しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 生活上の注意

上記は主なものです。他の薬(処方薬を含む)と併用する場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください。

注意事項

  • 授乳中の方は服用しないか、服用する場合は授乳を避けてください(動物試験で乳汁中への移行が認められています)。
  • 15才未満は服用しないでください。
  • 眠気を感じた場合は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を避けてください。
  • 妊娠中・妊娠していると思われる方、高齢者、気管支ぜんそく・アトピー性皮膚炎などの診断を受けたことがある方などは、服用前に医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

情報源

このページの記載は、以下の一次情報のみに基づきます。情報の検証日: 2026-10-28

  1. 01
    アレグラFX 一般用医薬品情報(添付文書) — KEGG MEDICUS(京都大学 Bioinformatics Center)
  2. 02

過量服用時の反応の出典は、上の「過量服用時の反応」セクション内にまとめています。