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Monograph — 解熱鎮痛薬

ナロンエースT

イブプロフェン・エテンザミド・ブロモバレリル尿素・無水カフェイン配合剤

Naron Ace T

解熱鎮痛薬 指定第2類医薬品 15才未満は服用しない C13H18O2

イブプロフェンとエテンザミドの2種類の解熱鎮痛成分に、ブロモバレリル尿素と無水カフェインを配合した解熱鎮痛薬。痛みと熱に効果を発揮します。

Overdose 過量服用時の反応を読む

製造販売元・販売元(情報源記載時点): 大正製薬株式会社

ナロンエースTの商品写真
商品画像: 大正製薬「ナロンエースT」製品情報

作用のしくみ

イブプロフェンが痛みや熱の原因となるプロスタグランジンの生成を抑え、エテンザミドが痛みの伝わりを抑えます。ブロモバレリル尿素と無水カフェインがこれらの鎮痛作用を助け、痛み・熱に効果を発揮します。

効能・効果

添付文書の「効能・効果」に基づく記載です。

  • 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・腰痛・肩こり痛・筋肉痛・関節痛・打撲痛・捻挫にともなう痛み(捻挫痛)・骨折痛・外傷痛・神経痛・咽喉痛(のどの痛み)・耳痛の鎮痛、悪寒(発熱による寒気)・発熱時の解熱

成分

添付文書の「成分・分量」に基づく記載です。

成分 含有量 備考
イブプロフェン 2錠中 144mg 解熱鎮痛成分
エテンザミド 2錠中 84mg 解熱鎮痛成分
ブロモバレリル尿素 2錠中 200mg 鎮痛補助成分
無水カフェイン 2錠中 50mg 鎮痛補助成分

化学情報

有効成分の分子式・分子量・IUPAC名。構造式は PubChem(NIH)の 2D 構造式を利用しています。

用法・用量

添付文書に記載された、通常の使い方です。

15才以上: 1回2錠、1日3回まで。なるべく空腹時をさけて水またはぬるま湯で服用してください。服用間隔は4時間以上あけてください。15才未満は服用しないでください。

  • 定められた用法・用量を厳守してください。
  • PTPシートから取り出して服用してください(シートのまま飲み込むと、食道粘膜に突き刺さる事故につながります)。
  • 5〜6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師・歯科医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

副作用

通常の用量でも現れることがある副作用と、まれに起こる重篤な副作用です。

Common

  • 皮膚: 発疹・発赤、かゆみ、青あざができる
  • 消化器: 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便
  • 精神神経系: めまい
  • 循環器: 動悸
  • 呼吸器: 息切れ
  • その他: 目のかすみ、耳なり、むくみ、鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、背中の痛み、過度の体温低下、からだがだるい
  • その他(持続・増強時は中止・相談): 便秘、眠気

Serious

まれに起こる重篤な副作用

次のような症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。

  • ショック(アナフィラキシー)
  • 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症
  • 肝機能障害
  • 腎障害
  • 無菌性髄膜炎
  • 心筋梗塞
  • 脳血管障害
  • ぜんそく
  • 再生不良性貧血
  • 無顆粒球症

過量服用時の反応

決められた量より多く飲んだときに、体に現れうる反応です。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

胃腸の痛みや吐き気、めまい、眠気など。胃腸の出血や腎臓への負担にも注意が必要です。

ナロンエースTを多く飲んだときに現れうる反応を、時期と重さの目安ごとに並べています。反応の出方には個人差があり、この順番どおりに進むとは限りません。

  1. PHASE 01

    はじめ

    • 吐き気
    • 胃痛
    • 胸やけ
    • 食欲不振
    • めまい
    • 眠気
    • 動悸
  2. PHASE 02

    強くなると

    • 黒い便・血便
    • 耳鳴り
    • むくみ
    • 尿が減る
    • 出血しやすい
    • だるさ
  3. PHASE 03

    重くなると

    • 消化管出血
    • 腎障害
    • 肝障害
    • 意識がぼんやりする

注意

イブプロフェンとエテンザミドの両方を含むため、胃腸への負担が重なりやすい薬です。

反応の出方は、飲んだ量・体質・そのときの体調、一緒に飲んだものによって変わります。量だけで危険度は決まりません。症状がなくても、時間がたってから悪化することがあります。緊急時は119番、または中毒110番(072-727-2499 / 029-852-9999)へ。

Sources / 出典

過量服用時の反応は、各薬の添付文書、医療用医薬品の添付文書の「過量投与」項、厚生労働省・日本中毒情報センターの公開情報をもとに、一般向けの言葉に言い換えたものです。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

飲み合わせ

添付文書の「してはいけないこと」「併用注意」に基づく主な相互作用です。

併用するもの 内容 区分
他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬、乗物酔い薬 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
アルコール(飲酒) 服用前後は飲酒しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 生活上の注意

上記は主なものです。他の薬(処方薬を含む)と併用する場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください。

注意事項

  • 服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください(眠気等があらわれることがあります)。
  • 長期連用しないでください。
  • 過量服用しないでください。
  • 15才未満の方、出産予定日12週以内の妊婦は服用しないでください。
  • 妊婦・授乳中の方、高齢者、心臓病・腎臓病・肝臓病・全身性エリテマトーデス・混合性結合組織病の診断を受けた方、胃・十二指腸潰瘍や潰瘍性大腸炎・クローン病の既往がある方などは、服用前に医師・歯科医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

情報源

このページの記載は、以下の一次情報のみに基づきます。情報の検証日: 2026-10-28

  1. 01
    ナロンエースT 一般用医薬品情報(添付文書) — KEGG MEDICUS(京都大学 Bioinformatics Center)

過量服用時の反応の出典は、上の「過量服用時の反応」セクション内にまとめています。