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Monograph — かぜ薬(内用)

パブロンゴールドA〈錠〉

グアイフェネシン・ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・アセトアミノフェン・クロルフェニラミンマレイン酸塩・無水カフェイン・リボフラビン配合剤

Pabron Gold A Tablets

かぜ薬(内用) 指定第2類医薬品 12才未満は服用しない C10H14O4

グアイフェネシンをはじめ7種類の有効成分を配合した総合かぜ薬。通称「金パブ」として親しまれ、せき、たん、のどの痛みなど、かぜの諸症状の緩和に用いられます。

Overdose 過量服用時の反応を読む

製造販売元・販売元(情報源記載時点): 大正製薬株式会社

パブロンゴールドA〈錠〉の商品写真
商品画像: 大正製薬「パブロンゴールドA〈錠〉」製品情報

作用のしくみ

グアイフェネシンがたんを出しやすくし、ジヒドロコデインリン酸塩がせきをしずめ、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が気管支を広げます。アセトアミノフェンが発熱・頭痛を緩和し、クロルフェニラミンマレイン酸塩が鼻水・くしゃみを抑え、無水カフェインとリボフラビンがこれらの作用を助けます。

効能・効果

添付文書の「効能・効果」に基づく記載です。

  • かぜの諸症状(せき、たん、のどの痛み、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和

成分

添付文書の「成分・分量」に基づく記載です。

成分 含有量 備考
グアイフェネシン 3錠中 60mg 去痰成分
ジヒドロコデインリン酸塩 3錠中 8mg 鎮咳成分
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 3錠中 20mg 気管支拡張成分
アセトアミノフェン 3錠中 300mg 解熱鎮痛成分
クロルフェニラミンマレイン酸塩 3錠中 2.5mg 抗ヒスタミン成分
無水カフェイン 3錠中 25mg 配合成分
リボフラビン 3錠中 4mg ビタミンB2

化学情報

有効成分の分子式・分子量・IUPAC名。構造式は PubChem(NIH)の 2D 構造式を利用しています。

ジヒドロコデインリン酸塩の構造式

ジヒドロコデインリン酸塩

化学式(分子式)
C18H26NO7P
分子量
399.4
IUPAC名
(4R,4aR,7S,7aR,12bS)-9-methoxy-3-methyl-2,4,4a,5,6,7,7a,13-octahydro-1H-4,12-methanobenzofuro[3,2-e]isoquinolin-7-ol;phosphoric acid
出典: PubChem(NIH) (CID 5493302)
クロルフェニラミンマレイン酸塩の構造式

クロルフェニラミンマレイン酸塩

化学式(分子式)
C20H23ClN2O4
分子量
390.9
IUPAC名
(Z)-but-2-enedioic acid;3-(4-chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-pyridin-2-ylpropan-1-amine
出典: PubChem(NIH) (CID 5281068)

用法・用量

添付文書に記載された、通常の使い方です。

15才以上: 1回3錠、1日3回。12〜14才: 1回2錠、1日3回。いずれも食後なるべく30分以内に水またはぬるま湯で服用してください。12才未満は服用しないでください。

  • 定められた用法・用量を厳守してください。
  • 小児に服用させる場合は、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
  • 5〜6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

副作用

通常の用量でも現れることがある副作用と、まれに起こる重篤な副作用です。

Common

  • 皮膚: 発疹・発赤、かゆみ
  • 消化器: 吐き気・嘔吐、食欲不振
  • 精神神経系: めまい
  • 泌尿器: 排尿困難
  • その他: 過度の体温低下
  • その他(持続・増強時は中止・相談): 便秘、口のかわき、眠気

Serious

まれに起こる重篤な副作用

次のような症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、医師・薬剤師に相談してください。

  • ショック(アナフィラキシー)
  • 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症
  • 薬剤性過敏症症候群
  • 肝機能障害
  • 腎障害
  • 間質性肺炎
  • ぜんそく
  • 再生不良性貧血
  • 無顆粒球症
  • 呼吸抑制

過量服用時の反応

決められた量より多く飲んだときに、体に現れうる反応です。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

強い眠気、ふらつき、口の渇き、動悸など。幻覚や呼吸が浅くなるなど、重い反応が現れることもあります。

パブロンゴールドA〈錠〉を多く飲んだときに現れうる反応を、時期と重さの目安ごとに並べています。反応の出方には個人差があり、この順番どおりに進むとは限りません。

  1. PHASE 01

    はじめ

    • 強い眠気
    • ふわふわする
    • めまい
    • ふらつき
    • 口のかわき
    • 吐き気
    • 便秘
  2. PHASE 02

    強くなると

    • 動悸
    • 血圧上昇
    • 頭痛
    • 興奮
    • 幻覚
    • 肝臓への負担(アセトアミノフェン)
  3. PHASE 03

    重くなると

    • 呼吸が浅い・遅い
    • 意識がもうろうとする
    • 肝臓の障害

注意

ジヒドロコデインを含みます。呼吸が浅い、呼びかけに反応が鈍いときは、すぐ119番へ。

反応の出方は、飲んだ量・体質・そのときの体調、一緒に飲んだものによって変わります。量だけで危険度は決まりません。症状がなくても、時間がたってから悪化することがあります。緊急時は119番、または中毒110番(072-727-2499 / 029-852-9999)へ。

Sources / 出典

過量服用時の反応は、各薬の添付文書、医療用医薬品の添付文書の「過量投与」項、厚生労働省・日本中毒情報センターの公開情報をもとに、一般向けの言葉に言い換えたものです。用量(錠数)・入手方法・服用手順・併用の組み合わせは掲載していません。

飲み合わせ

添付文書の「してはいけないこと」「併用注意」に基づく主な相互作用です。

併用するもの 内容 区分
他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等) 本剤を服用している間は使用しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 使用しない
アルコール(飲酒) 服用前後は飲酒しないこと(添付文書「してはいけないこと」)。 生活上の注意

上記は主なものです。他の薬(処方薬を含む)と併用する場合は、必ず医師・薬剤師に相談してください。

注意事項

  • 服用後、乗物または機械類の運転操作をしないでください(眠気等があらわれることがあります)。
  • 授乳中の方は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
  • 長期連用・過量服用しないでください。
  • 12才未満は服用しないでください。
  • 高熱・排尿困難のある方、甲状腺機能障害・糖尿病・心臓病・高血圧・肝臓病・腎臓病・胃十二指腸潰瘍・緑内障・呼吸機能障害・閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満症の診断を受けた方、妊婦・高齢者などは、服用前に医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

情報源

このページの記載は、以下の一次情報のみに基づきます。情報の検証日: 2026-10-28

  1. 01
    パブロンゴールドA〈錠〉 一般用医薬品情報(添付文書) — KEGG MEDICUS(京都大学 Bioinformatics Center)
  2. 03

過量服用時の反応の出典は、上の「過量服用時の反応」セクション内にまとめています。